ブログ
ブログ一覧
国民年金保険料の納付率(平成26年6月末現在)
昨日8月22日に平成26年6月末現在の国民年金保険料の納付率についての発表が日本年金機構から有りました。
- 平成24年度分(過年度2年目)の納付率は64.4% (平成24年度末から5.4ポイントの伸び)
- 平成25年度分(過年度1年目)の納付率は62.3% (平成25年度末から1.4ポイントの伸び)
- 平成26年4から5月(現年度分)の納付率は55.1% (対前年同期比 1.7ポイントの伸び)
となっています。いずれも伸びがみられますが、強制徴収活動の増加の結果かもしれません。
- 督促状 (平成26年4から5月) 6401件(前年同期比 227%)
- 財産差押(平成26年4から5月) 3320年(前年同期比 177%)
「公的年金が自分の将来の生活にとってどの様な意味が有るのか?」 等の公的年金についての正しい知識をできるだけ多くの人に持っていただき、一部の報道をそのまま鵜呑みにして誤解しない年金知識の普及が重要だと考えます。
海外赴任者への支援代行サービスが増えています。
本WEBのニュース欄に海外在留邦人調査統計 平成26年度発表が有ったと書きましたが、海外赴任者は確実に増加しています。
この傾向を受けて、色々な会社が海外赴任者の支援代行事業を始めているとの報道が目立ちます。
セキュリティサービス大手企業では、車の売却や留守宅管理事業を始め、さらに実家に住む親の健康状態を自宅訪問などで確認するサービスを行う事。
介護大手では、訪問介護の資格を持つ社員が留守宅を掃除するサービスを開始、福利厚生代行大手では90か国の言語を電話通訳するサービスを開始、不動産大手では海外赴任者向けに現地の賃貸住宅サービスの地域を拡大、アラブ首長国連邦の首都ドバイやラオスでも開始の予定との報道です。
大手企業の場合は、人事機能もあり海外赴任者への対応も一定以上の事が可能ですが、今は街のパン屋さんをはじめとして中小企業も海外赴任する時代になっています。また、最近の赴任国地域は1980年代、1990年代とは大きく異なり、アジア、中近東を含めて新興国への赴任が多くなっており、現地の生活環境、教育環境、医療環境も厳しい地域となっております。 上の様な代行サービス企業を使って、効率よく確実な赴任者および赴任者家族への支援をすることが必要な時代になってきていると言えます。
11月30日を「年金の日」に決定
「いいみらい」のゴロ合わせを含めて11月30日を「年金の日」にするとの発表がありました。
『国民お一人お一人、「年金ネット」等を活用しながら、高齢期の生活設計に思いをめぐらしていただく日』 として「年金の日」とすることとしました。との発表でした。 「年金の日」に関する行事については、以下の内容が計画されています。
- 民間との協働イベント
- 大臣表彰式の開催
- 日本年金機構による出張相談等
- インターネット広告等
- 地方自治体との協働イベント
- 「年金の日」ページの開設
我々、社会保険労務士事務所プラムアンドアップルとしても11月30日に向けて、最新の情報提供に努めてまいります。
行動経済学での三つのドアの答え
昨日の三つのドアの問題で正解はCのドアに選択を変更する事と書きましたが、それは変数変換がポイントとなります。
三つのドアを選択する前の豪華賞品が当たる確率は、どのドアも3分の1です。しかし、あなたがAのドアを選んだ後、司会者が残っている二つのドアの内のBのドアを開け、そのドアははずれだと示してしまいました、この結果、Cのドアが正解である確率は2分の1に上がったことになります。(その時点ではAかCのドアのどちらかに豪華賞品があるのですから)
結果、最初に選んだAのドア(確率3分の1)とCのドア(確率2分の1)ではCのドアの確率が高い事になり、Cを選ぶことが正しい事になります。
これが変数変換です。状況が変化する事により、確率が変化しているのです。 ただ、これは感覚的にはなかなか難しいかもしれません。だから多くの人がAを選んだままにしてしまうのでしょう。このような事を行動経済学は研究しており、これは消費者の購買心理、投資心理にも大きく影響してきています。 公的年金では不十分、では対策は? の答えとして、今の投資戦略を見直すことも必要かもしれません。ただしそれはリスクを理解した上で。
もし、皆様の中で海外赴任を経験し、海外年金を未受給でしたら一度海外年金受給資格のご確認をお勧めします。プラムアンドアップルでは海外年金の情報を提供しています。
公的年金では不十分? では対策は?
「個人奥様投資家の勉強会が活発」との報道がありました。
日本人の多くはリーマンショックで株価が大暴落した時の記憶が強く残っており、金融資産の半分以上を預貯金にし、安全では有るが全く投資効果のない資産形成になっています。でも一方では、自分の公的年金を計算し、これでは不十分と認識した奥様達が投資の勉強をしなければと動き出したようです。
行動経済学のテキストにいつも乗って居る面白いテストが有ります。
想像してください。あなたは豪華賞品が当たるクイズの回答者に選ばれステージの上にいます。司会者がクイズの方法を説明します。ステージの上には三つのドアA,B,Cがあり、その内一つのドアの後ろには豪華賞品があり、残りの二つははずれとなります。あなたは豪華賞品を手にすることが出来ますでしょうか?
まず司会者があなたに聞きます。「お客様、どのドアを選びますか?時間は30秒です。考えてください。」あなたは30秒を目いっぱい使って考えた後「それではAをお願いします。」と答えます。すると司会者が「お客様が熟慮の後、Aのドアをお選びになりました。結構です。」と言った後、「さあ、それではここでお客様が選ばなかったBのドアとCのドアの内、Bのドアを開けてみましょう。」と言い「どうぞBのドアを開けてください。」と叫びます。
長ーいドラムがなったのちBのドアがゆっくり開けられます。するとそこには「はずれ」の文字が有りました。 さあ、そこで司会者が再度あなたに聞きます。「お客様の選んだAのドアの後ろに豪華賞品があるのか?」「それともCのドアの後ろに豪華賞品があるのか?」「お客様にはもう一度チャンスが与えられます。 もう一度ドアを選びなおすことが出来ます。お客様。このままAのドアを選ばれますか?それともCのドアに変更されますか?」と。
さあ、あなたならどうされますか?と言ったテストです。 このテストをすると多くの方が「そのままAのドアで結構です。」と答えます。 私は、このAを選んだ行動心理が一番最初に書きました、日本人の貯蓄率が高い事に関係しているのだと考えています。(私は心理学の専門家では有りません。念のため)「何か変化を起こすことによって失敗するかもしれないなら、現状のままにしておく方が良い。変えて変なことになったら周囲から何と言われるか?」と考えて。 行動経済学の話に戻すと、クイズの正解は「Cのドアに変更すること」となります。なぜか?それは明日のブログでご説明いたします。
社会保険労務士事務所プラムアンドアップルでは、定年後の生活の安心の為、海外年金の情報を提供しています。