世界経済フォーラムが発表している世界各国の競争力ランキングで日本が昨年の9位から6位に改善したとの報道がされていますが、そのほかの国はどうなのかが気になるところです。 (独り言ですが、世界各地からのニュースで事故が発生した際に日本人が事故に巻き込まれたかどうかの点がそのニュースの焦点になっている事が気になっています。事故自体の規模や内容、影響、課題がまず有るべきで、最後に日本人の関与内容で有れば良いのですが、日本人が怪我をしてなければ大した事故では無いとの印象の報道は非常に自己中心的な、まずい報道だと考えます。世界各国を理解し、その中での日本のポジションの理解であるべきです。) そこで、20位までの国についてリストアップしてみたいと思います。同時に私がこれまでに現地に出張して感じていた印象も付け加えておきます。(かなり昔の個人的な印象ですが。)
- スイス 評価点:5.70 前回:1位 日本人赴任者数:363名 印象:少数精鋭、清潔感、高付加価値、物価高
- シンガポール :5.65 :2位 :11912名 :20年後の中国、物価高
- アメリカ :5.54 :5位 :54742名 :フランク、ラフ、消費大国
- フィンランド :5.50 :3位 :101名 :透明感
- ドイツ :5.49 :4位 :7149名 :固いデザイン、マイスター
- 日本 :5.47 :9位
- 香港 :5.46 :7位 :9124名 :広東語がうるさい、エネルギッシュ
- オランダ :5.45 :8位 :1449名 :平(たいら)な国
- イギリス :5.41 :10位 :9343名 :レンガ、丘陵地帯、古都
- スウェーデン :5.41 :6位 :118名 :湖のような海、入江、透き通った空気
- ノルウエ― :5.35 :11位 :62名 :巨大な森の中にポツリポツリと都市
- UAE :5.33 :19位 :1561名 :人工都市、砂と海
- デンマーク :5.29 :15位 :49名 :レンガ、細い道の街
- 台湾 :5.25 :12位 :5193名 :小上海
- カナダ :5.24 :14位 :2295名 :春が待ち遠しい国
- カタール :5.24 :13位 :652名 :急速な発展
- ニュージーランド 5.20 :18位 :603名 :高山に雪、冷たい広い海にヨット
- ベルギー :5.18 :17位 :1318名 :欧州列強諸国に囲まれた国
- ルクセンブルグ 5.17 :22位 :171名 :出張経験なし
- マレーシア :5.16 :24位 :8521名 :平らな熱帯
20位までは以上のとおりです。(印象については、かなり偏った印象で、単なる参考意見です。) 欧州の国が多いと感じます。世界経済フォーラム自体ジュネーブに本部を置いている欧州視点の組織でバイアスが掛かっている気はしますが、経済活動の指標としては参考にできます。リーマンショックの後、世界経済を支えたのが中国とアジア諸国で、ここに来てかなり成長が鈍化してきておりそれに代わってアメリカが自力を出してきていると言う印象で、その間欧州はその間パットせず、目が行っていなかった感覚がありますが、やはり欧州を無視する事は出来ません。 気になるそのほかの国ですが、中国は29位(前回27位)、インドは60位(前回71位)、インドネシアは38位(前回34位)とこれからと言った感じです。競争力ランキングに日本人赴任者数を並べておりますが、私としては海外の隅々まで日本人が出てゆき、現地の人と一緒に生活し考えてゆく事で初めて相手の抱えている課題が分かるのだと思います。上の日本人赴任者数は民間企業に属する赴任者数で、全世界で生活している海外在留邦人128万人の内のほんの一部ですが、世界競争力トップ20の国で、現地に入り混じって活躍してほしいと期待したいものです。
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