昨日(21日)から東京でASEAN+3の社会保障ハイレベル会議が厚生労働省の主催で開催されています。 この会議はASEAN10か国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)と所謂プラス3(日本、韓国、中国)における社会福祉及び保健医療の各分野における人材育成を強化し、日本とASEAN諸国との協力関係を強化する目的で2003年から開催されているものとの事です。
高齢化の問題あるいは社会保障の問題は、日本だけの問題では無くASEAN地域においても日本と同等かそれ以上の速さで高齢化を迎えると予測されており、高齢化対策への意識が高くなっています。 実際に、会議の中で紹介されていた各国の高齢化の指標は以下の通りです。
データ元:国連、世界銀行等
老齢化の進む社会の呼称として、高齢化社会あるいは超高齢社会と言うような言葉がありますが、その使い方の定義は以下の通りとなっています。
高齢化社会:人口に占める65歳以上の割合が7%を超える社会
高齢社会:人口に占める65歳以上の割合多14%を超える社会
超高齢社会:人口に占める65歳以上の割合多21%を超える社会
日本は人口に占める65歳以上の割合が既に25%を超えており、今後は超高齢社会の更に上のスーパー高齢社会になって行っている訳ですが、新興国と言われているASEAN諸国でも今後同様の問題が起こってきます。
今回の会議では
・コミュニティの能力を活用した高齢者の健康・生活支援
・高齢者の介護サービスと人材育成
・高齢者にやさしい街づくり
・高齢者の社会参加および社会貢献
・高齢化に関するASEANの協力と連携
について話し合われ、日本のモデル都市の見学も計画されています。
高齢化社会先進国である日本の種々の課題にチャレンジしてゆく活動がノウハウとなり世界の国々の役にたつことになります。是非、見本となる良いノウハウを残したいものです。
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