先日のブログに記載しましたように平成16年(2004年)の年金改革で平成29年(2017年)まで保険料率が引き上げられます。
一方で今後受け取る年金は「少子高齢化」「平均余命の伸び」を反映して、たとえ物価が1%上がったとしても、同率で上げないようにして結果的に年金の実質価値を引き下げることになりました。(「少子高齢化」見合い0.6%、「平均余命の伸び」見合い0.3% 合計0.9%の引き下げ)これをマクロ経済スライドと言います。
この制度を採用する事により、国としての年金制度が維持できる事となる訳で意味のある制度では有ります。一方で、個々の問題としてみると、現在の年金受給者は年金金額が上がることは無いわけで、実質の年金金額は下がることになります。